インバウンドセミナー 新潟県糸魚川市 2016年5月
2016年5月10日(火)、新潟県糸魚川市で個人事業主、自治体職員、観光関連事業者および青年会議所関係者などの方々に「他地域の成功事例に学ぶ外国からのお客様の受入」と題し、インバウンドの基礎および外国人観光客の受入で成功している地域や施設の取組などについて当協会の三木がお話ししました。
このセミナーは、一般社団法人糸魚川青年会議所が主催したもので、糸魚川におけるインバウンド観光促進の一環として外国人観光客のおもてなしや受入の施策などを学ぶために開催されました。
初めに、日本におけるインバウンドの現況や外国人観光客の訪日の目的とニーズ、口コミサイトや動画による情報発信の重要性について解説しました。
続いてムスリム対応を含む外国人観光客を受け入れるための準備や魅力的なパンフレットについても説明しました。またスノーモンキーをキラーコンテンツにインバウンドで賑わっている長野県山ノ内町の役所や宿泊施設の取組なども紹介しました。
次に、本セミナーに先立ち行った糸魚川の観光資源調査から、今後の展開として「糸魚川にある昼間に見学できる魚市場」を動画配信などによってアピールしていくことを提案しました。
後半に行ったショート・ワークショップでは、参加者の方々に、外国人観光客を自施設や地域で増やしていくための工夫などについてSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)を通じて考えていただきました。
日本最高峰と言われる調理師専門学校で和食を学び、今はイタリアンダイニングバーを営んでいる男性からは、日本酒カクテルをメニューに加えることや、洋食と和食を合わせた外国人にも食べやすい料理を新たに提供していきたいという前向きな提案がありました。